きっかけ

起業の背景

2人の母乳育児を経て、自身の経験をもとにENEUを立ち上げました。2016年に第一子、2019年に第二子をニューヨークで出産し、2人とも1年ちょっとずつ授乳しました。断乳後、自分のバストにとてもコンプレックスを抱き、「育児頑張ってコンプレックス増えるなんて悲しすぎる！」「こんな思いをするママを1人でも減らしたい！」と思い、産後の女性向けファッションブランドENEUを立ち上げました。

想像を絶する日々

授乳期の苦難

1人目出産後、育児は初めての事の連続で戸惑う日々でした。また、授乳がこんなにも大変な事とは思っていませんでした。授乳に慣れるまで痛みや睡眠不足に耐え悪戦苦闘する日々。授乳ブラをゆっくり選ぶ余裕もありませんでした。結局、適当な授乳ブラをネットで購入するも、しっくりこず、ブラトップが私の授乳ブラと化しました。

受け止めたく無い現実

ブラトップ使用の結果と「断乳後のバストに驚愕」

ブラトップの楽さに慣れた私は、断乳後も普通のブラジャーに戻れず、ブラトップ生活が続きました。ゆるゆる楽ちんなブラトップ使用により、いつの間にかバストが垂れてバストのお肉は背中やお腹に流れました。ブラジャーに戻ることなく、2人目の妊娠期に突入。出産、授乳、断乳を経て、ブラトップをずっと使用し続けた結果、自分のバストの情けない姿に気づきました。正直泣きましたね。笑

私だけではなかった！

ママ友たちの共感の嵐があと押し

断乳後、バストに大きなコンプレックスを持った私はママ友に相談しました。すると共感の嵐だったのです。授乳中に適切な授乳用下着を着用せず、卒乳・断乳後もバストケアを怠ったことを後悔しているママ友が沢山いたのです。

卒乳・断乳後のブラ難民を救う

ロードマップの提案

ENEUが実施した授乳経験のある女性に対するWEBアンケートにより、多くの断乳・卒乳後のママたちが「ブラ難民」になっていることが発覚しました。(*ブラ難民:どのブラジャーを購入・使用したらよいかわからない人)そして、そのほとんどの人が現在もブラトップやノンワイヤーブラを使用し続け、「ワイヤーブラに戻るタイミングを逃した」「ノンワイヤー/ブラトップしか着れない体になっちゃった」と言い、83％がバストにコンプレックスを持っているというアンケート結果がでました。

赤ちゃんの情報はあふれている

でもママの情報は・・・？

赤ちゃんのことはネットや身の回りの方からたくさん教えてもらえると思います。ところが、授乳のことやママの身体のことはあまり話題にならないのではないでしょうか？「バスト崩れするなんてしなかった！」「赤ちゃんのことばかりで自分のことなんて考える余裕がなかった」というママが1人でも減るようにENEUがロードマップを作成しました。
ブラトップ→ワイヤレス→ワイヤーブラ→補正ブラというENEUがおすすめする下着ロードマップをつくることで、適切なタイミングで適切な下着をつけ、バスト崩れ予防をお手伝いします。

何でもオンラインで簡単にできる時代？

そんな事はなかった！

実は実家が創業70年の下着メーカーの私はラッキーなことに下着のプロたちに囲まれていました。理想の授乳ブラトップを求め、サンプルを作ってはやり直しを繰り返しました。商品開発当初は家族でニューヨークに住んでいたので、日本とニューヨーク、そして中国とのグローバルなやりとりをしておりました。ところが制作は困難を極めました。

ENEU立ち上げのため

家族ごと日本に移住を決断

「このプロジェクトは絶対にやり遂げなければならない」と覚悟を決めた私は、この授乳ブラトップ完成とENEU立ち上げのために家族ごと日本に移住することを決断しました。

立ち上げから3年！

ついに完成

そこから、集中して商品開発に取り掛かりました。「ママ達のあったらいいな」を具現化するに必要な構造を絞り出して、ついにMiraiシリーズの授乳ブラトップが完成したのです。